日米開戦へのスパイ 東條英機とゾルゲ事件
| 出版社名 | 祥伝社 |
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| 出版年月 | 2017年7月 |
| ISBNコード |
978-4-396-61609-0
(4-396-61609-0) |
| 税込価格 | 1,870円 |
| 頁数・縦 | 352P 19cm |
商品内容
| 要旨 |
昭和史に刻まれる諜報事件、驚愕の真相。ゾルゲを嵌めたのはあの男だった?!元外務省国際情報局長が、これまでの「ゾルゲ事件」の定説を覆し、もうひとつの「日米開戦の正体」を説き明かす。 |
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| 目次 |
序章 仏アバス通信社支局長のゾルゲ回顧 |



出版社・メーカーコメント
構想40年!ベストセラー『日米開戦の正体』の著者が本当に書きたかった衝撃の書!昭和史に刻まれる諜報事件、驚愕の真相ゾルゲを嵌(は)めたのはあの男だった?!元外務省国際情報局長が、これまでの「ゾルゲ事件」の定説を覆し、もうひとつの「日米開戦の正体」を説き明かす。ゾルゲ事件の真相は、なぜ隠蔽されたのでしょうか?(著者)結論を先に記せば、ゾルゲ事件は、東條陸相の近衛首相追い落としと深く関係しています。しかし「東條陸相が近衛追い落としにゾルゲ事件を利用した」ということが世間に知られれば、東條の地位に影響しかねません。だから、ゾルゲ事件の真相は隠蔽しなければなりません。いわば、目くらましのためです。その一つに、尾崎秀実の逮捕の日時があります。高い確率で、尾崎秀実逮捕は十月十四日です。しかし、ゾルゲに関する本のほとんどは、逮捕は十五日と記載しています。十四日に逮捕か、十五日に逮捕か、一見大した違いはなさそうですが、大変に重要な意味合いを持っています。(「はじめに」より)ゾルゲ事件は果たして多くの関係者を処刑し、獄死させることを正当化できる事件だったのか――これまでの「ゾルゲ論」は、かなり歪められています。本書は、こうした代表的な著作等の定説を覆(くつがえ)すものにもなります。それは挑戦ですし、大変に知的な興奮を呼び起こすものです。この知的興奮を読者の方と共有できればと思います。これまでの通説を覆すのですから、細かいデータや論理を紹介する必要があります。読者の方々が数多くの詳細な証拠の提示を読むのは、ちょっとしんどいかもしれません。でもお付き合い下さい。きっと、「えっ、そうだったのか」という部分に出くわすはずです。そして、当局の情報操作の怖さを感じられると思います。(「はじめに」より)