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茄子の輝き

出版社名 新潮社
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-10-335313-3
4-10-335313-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 221P 20cm

商品内容

要旨

離婚と大地震。倒産と転職。そんなできごとも、無数の愛おしい場面とつながっている。旅先の妻の表情。震災後の不安な日々。職場の千絵ちゃんの愛らしさ―。次第に輪郭を失いながら、なお熱を発し続ける一つ一つの記憶の、かけがえのない輝き。覚えていることと忘れてしまったことをめぐる6篇の連作に、ある秋の休日の街と人々を鮮やかに切りとる「文化」を併録。

おすすめコメント

輪郭を失いながら輝き続ける、記憶の中のいくつもの場面。芥川賞作家、待望の受賞後第一作。旅先の妻の表情。大地震後の不安な日々。職場の千絵ちゃんの愛らしさ――。次第に細部をすり減らしながらも、なお熱を発し続ける一つ一つの記憶の、かけがえのない輝き。覚えていることと忘れてしまったことをめぐる6篇の連作に、ある秋の休日の街と人々を鮮やかに切りとる「文化」を併録。芥川賞作家による会心の小説集。

出版社・メーカーコメント

別れた妻の面影。震災後の不安な日々。同僚との他愛ない会話。熱を発し続ける不確かな記憶をめぐる連作短篇集。芥川賞受賞後第一作。

著者紹介

滝口 悠生 (タキグチ ユウショウ)  
1982年東京都生まれ。2011年、「楽器」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2015年、『愛と人生』で野間文芸新人賞受賞。2016年、「死んでいない者」で芥川龍之介賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)