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かくて行動経済学は生まれり

出版社名 文藝春秋
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-16-390683-6
4-16-390683-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 429P 20cm

商品内容

要旨

データ分析を武器に、貧乏球団を常勝軍団に作り変えたメジャーリーグチームGMを描いた『マネー・ボール』は、スポーツ界やビジネス界に「データ革命」を巻き起こした。刊行後、同書には数多くの反響が寄せられたが、その中である一つの批判的な書評が著者の目に止まった。「専門家の判断がなぜ彼らの頭の中で歪められてしまうのか。それは何年も前に二人の心理学者によって既に説明されている。それをこの著者は知らないのか」。この指摘に衝撃を受けた著者は、その二人のユダヤ人心理学者、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーの足跡を追いはじめた。

目次

見落としていた物語
専門家はなぜ判断を誤るのか?
ダニエル・カーネマンは信用しない
エイモス・トヴェルスキーは発見する
無意識の世界を可視化する
直感は間違える
脳は記憶にだまされる
人はストーリーを求める
まず医療の現場が注目した
そして経済も
説明のしかたで選択は変わる
終わりの始まり
最後の共同研究
そして行動経済学は生まれた

おすすめコメント

データ分析を武器に、貧乏球団を常勝軍団に作り変えた オークランド・アスレチックスGMを描いた『マネー・ボール』は、スポーツ界やビジネス界に「データ革命」を巻き起こした。刊行後、同書には数多くの反響が寄せられたが、その中である1つの批判的な書評が著者の目に止まった。「専門家の判断がなぜ彼らの頭の中で歪められてしまうのか。それは何年も前に2人の心理学者によって既に説明されている。それをこの著者は知らないのか」 この指摘に衝撃を受けたマイケル・ルイスは、その2人のユダヤ人心理学者、ダニエル・カーネマンと エイモス・トヴェルスキーの足跡を追いはじめた――。〈目次〉 ■序 章 見落としていた物語 野球界にはびこるさまざまなバイアスと、それを逆手にとった貧乏球団のGM を描いた『マネー・ボール』。その刊行後、わたしはある批判的な書評を目にし た。「著者は、野球選手の市場がなぜ非効率的なのか、もっと深い理由がある ことを知らないようだ」。その記事には2人の心理学者の名前が挙げられていた。■第1章 専門家はなぜ判断を誤るのか? あるNBAチームのGMは、スカウトの直感に不信感を抱いていた。彼らは自 分にとって都合の良い証拠ばかりを集める「確証バイアス」に陥っていたのだ。彼らの頭の中では、いったい何が起きているのか。それは、かつてダニエル・ カーネマンとエイモス・トヴェルスキーが直面し、解き明かした問題だった。■第2章 ダニエル・カーネマンは信用しない ナチスからの過酷な逃亡生活を経たダニエルは、終戦後、独立戦争さなかのイ スラエルに向かった。戦争中の体験から「人の頭の中」に強い興味を抱いた彼 は、軍の心理学部隊に配属される。そこで課せられたのは、国家の軍事力を高 めるべく、新人兵士の適性を正確に見抜く方法を作成せよという難問だった。■第3章 エイモス・トヴェルスキーは発見する 高校卒業後、イスラエル軍の落下傘部隊に志願したエイモス。闘士として戦場 を駆け回った彼は、創設直後のヘブライ大学心理学部に入学する。「CよりB、BよりAが好きな人は、必ずCよりAが好き」という人間像を前提とした既存 の経済理論に疑問を持った彼は、刑務所の囚人を集めてある実験を行なった。 ほか

著者紹介

ルイス,マイケル (ルイス,マイケル)   Lewis,Michael
1960年ニューオリンズ生まれ。プリンストン大学から、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに入学。1985年ソロモン・ブラザーズに職を得る。ちょうど、ソロモンが住宅ローンの小口債券化を開発した時期に立ち会い、その債券を売ることになった。その数年の体験を書いた『ライアーズ・ポーカー』(1990年、角川書店)で作家デビュー
渡会 圭子 (ワタライ ケイコ)  
翻訳家。1963年生まれ。上智大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)