• 本

私の大阪八景

改版

角川文庫 た5−59

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-04-106133-6
4-04-106133-4
税込価格 836円
頁数・縦 278P 15cm
シリーズ名 私の大阪八景

商品内容

要旨

銃後の子供はとにかく体が丈夫でないとあかんのだ。在郷軍人の小父ちゃんが台に上って号令をかけるラジオ体操。歌う唱歌は「敵の将軍ステッセル」。千人針と慰問袋のある戦時下、トキコは高等女学校の入学試験を受ける。出征した男たちは、桜のように散り、人生の花を独り占めし、女はカスの部分をつかまされる。中原淳一の絵を見ては、ちぢれ毛をまっすぐにして下さいと祈る、ささやかな日常の中に戦争が描き込まれた、名連作短篇集。

おすすめコメント

戦争のある日常。でも、女学生は大阪でひたむきに生きる。自伝的小説集。 ラジオ体操に行けば在郷軍人の小父ちゃんが号令をかけ、英語の授業は抹殺され先生はやめてしまった。押し寄せる不穏な空気、戦争のある日常。だが中原淳一の絵に憧れる女学生は、ただ生きることを楽しむ。

著者紹介

田辺 聖子 (タナベ セイコ)  
1928年、大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。64年『感傷旅行』で芥川賞、87年『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞、98年『道頓堀の雨に別れて以来なり』で泉鏡花文学賞、99年、読売文学賞を受賞する。2000年文化功労者に。08年には文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)