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教科化された道徳への向き合い方

出版社名 かもがわ出版
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-7803-0933-1
4-7803-0933-6
税込価格 1,100円
頁数・縦 111P 19cm

商品内容

要旨

教科化を逆手にとって子どもの自由で個性的な成長を図る実践のあり方を、大学で教職課程の「道徳教育」を38年にわたって教えてきた著者(専門は哲学、倫理学)が論じる。

目次

第1章 教科化の問題点と子どもの経験(教科化でいじめは解決するのか
何よりも豊かな経験を ほか)
第2章 国家と道徳教育(国家と道徳教育
国家の道徳的中立性 ほか)
第3章 道徳教育の可能性と展開(道徳教育の現代的可能性
道徳教育と人権教育 ほか)
第4章 道徳教育を深めるために(人間の本質をどうとらえるか
道徳と主体性の育成 ほか)
第5章 新たな道徳教育に向けて(成長型道徳から成熟型道徳へ
家庭、地域、社会と道徳教育 ほか)

おすすめコメント

教科化が子どもの道徳性の発達を阻害する可能性を批判しつつ、逆手にとって子どもの成長を促進し、認識を深める実践の在り方を示す。

著者紹介

碓井 敏正 (ウスイ トシマサ)  
1946年、東京都生まれ。1969年、京都大学文学部哲学科卒業。1974年、京都大学大学院博士課程哲学専攻修了。専攻は哲学(38年間にわたり「道徳教育」の講義を担当)。現在、京都橘大学名誉教授、NPO法人「おひとりさま」理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)