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季語体系の背景 地貌季語探訪

出版社名 岩波書店
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-00-061219-7
4-00-061219-0
税込価格 4,070円
頁数・縦 404,6P 20cm

商品内容

要旨

ことばには貌がある。そのことばには、土地の貌が映し出されている。地貌のことばを探索する俳人は、その貌の現場に赴き、季節と共にことばが立ち上がる様を目撃してきた。どうしてもそのことばでなければならない現象、営み、情念、願い。これまでの季語の範疇を超えて、愛着のあるこの土地の、このことばでこそ、詠みたい―。地貌季語への期待と展開の実践書。

目次

第1部 忘れられた戦後―地貌への目覚め(満蒙開拓を詠む
大陸俳句瞥見
シベリア抑留譚―もう一つの戦後体験
戦没学徒「きけわだつみのこえ」上原良司のこと
無言館を詠む)
第2部 季語体系の背景(地貌季語への視点
季語体系の背景1 北緯三〇度以南―沖縄
季語体系の背景2 北緯三四、五度内外―九州、四国、中国、近畿
季語体系の背景3 北緯四〇度内外―東北
季語体系の背景4 北緯四〇度以北―北海道 ほか)

おすすめコメント

これまでの季語の範疇を超えて、愛着のあるこの土地の、このことばでこそ、詠みたい。地貌季語への期待と展開。

著者紹介

宮坂 静生 (ミヤサカ シズオ)  
1937年長野県生まれ。俳人、信州大学名誉教授、現代俳句協会会長。月刊俳句誌「岳」主宰。地貌季語発掘を提唱し、第45回現代俳句協会賞、『語りかける季語 ゆるやかな日本』で第58回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)