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統計学の日本史 治国経世への願い

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-13-043039-5
4-13-043039-4
税込価格 3,080円
頁数・縦 269,5P 20cm

商品内容

要旨

先覚者たちの理念と足跡。統計学は国の政策科学を担うものである。日本の明治維新以後の近代史において、明治、大正、昭和、平成の4つの時代の大きな転機に統計学は重要な関わりを持ってきた。統計学の源流を訪ねることで、現代社会において統計学と統計の果たすべき役割を再考する。

目次

幕末明治維新期のリーダーと統計―福沢諭吉と大隈重信
日本統計学のパイオニア―杉亨二と呉文聰
明治二二年の訳字論争(森林太郎(鴎外)とスタチスチシャン今井武夫
森林太郎の方法学的統計学観)
補論 森林太郎と衛生学―わが国の医療経済学の一つの源流
明治統計学の学問論争―数学者藤沢利喜太郎とスタチスシャン呉文聰
国勢調査実現への歩みと第一次世界大戦―渡辺洪基、阪谷芳郎と原敬
太平洋戦争と戦後の統計制度改革―戦時経済研究の蓄積と戦後統計機関の整備
明治から現代の統計学へ―統計学と因果法則をめぐって
統計と統計学の現在と未来を考える

著者紹介

宮川 公男 (ミヤカワ タダオ)  
1931年埼玉県生まれ。1953年一橋大学経済学部卒業、1958年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。商学博士(一橋大学)。1971年一橋大学商学部教授、1979年同商学部長。経済企画庁システム分析調査室長、経営情報学会会長、システム監査学会会長、麗澤大学国際経済学部教授などを務める。現在、(一財)統計研究会会長、一橋大学名誉教授、麗澤大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)