• 本

たのしく生きたきゃ落語をお聞き

PHP文庫 と1−40

出版社名 PHP研究所
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-569-76786-4
4-569-76786-9
税込価格 814円
頁数・縦 295P 15cm

商品内容

要旨

古典落語の登場人物には、現代のわれわれと共通するものがある。切っても切れない親子の縁に泣いたり、男の臆病なさまや間抜け加減を笑ったり…。落語はいわば人生劇場なのだ。本書では、それらを血肉として作家活動を続けてきた著者が、「紙入れ」「紺屋高尾」「死神」など、選りすぐりの落語35席のあらすじとともに、人生の悲哀や悩みなど笑い飛ばす方法を教えてくれる。

目次

青菜―「自分流」を作り上げるには時間がかかる
明烏―「堅さ」も大事だが、それだけでは
麻のれん―強情はほどほどに止めておくほうがいい
禁酒番屋―権力や規制には、知恵とアイデアで対抗する
うどん屋―いくら客でもお店に迷惑をかけてはいけない
厩火事―自分はどう思われているかを確かめる方法
掛取り―コミュニケーションの大原則は同じステージに上がること
火事息子―切っても切れないのが親子の縁
かつぎや―ゲン担ぎが好きなのは日本人の国民性
紙入れ―女は冷静で大胆、男は臆病で間抜けなもの〔ほか〕

おすすめコメント

伝説の名人を実際に聴き、自ら落語に学んだ生き方を実践してきた著者による、満を持した「古典落語に学ぶ人生論」。

著者紹介

童門 冬二 (ドウモン フユジ)  
1927(昭和2)年、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室長、企画調整局長、政策室長などを歴任。1979年、美濃部亮吉東京都知事の退任とともに都庁を去り、作家活動に専念する。都庁在職中の経験をもとに、人間管理と組織運営の要諦や勘所を歴史と重ね合わせた作品で、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。著書多数。『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補。1999(平成11)年春、勲三等瑞宝章を受章。日本文芸家協会会員、日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)