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淵の王

新潮文庫 ま−29−8

出版社名 新潮社
出版年月 2017年12月
ISBNコード 978-4-10-118638-2
4-10-118638-3
税込価格 737円
頁数・縦 402P 16cm

商品内容

要旨

中島さおりは“影”に憑依された幼児に襲いかかられる。堀江果歩のマンガには、描いた覚えがない黒髪の女が現れる。中村悟堂が移り住んだ西暁町の家の屋根裏部屋には、闇の穴が黒々と開いている。「俺は君を食べるし、今も食べてるよ」。真っ暗坊主―それはあなたの眼前にもきっと現れる。日常を浸食する魔、そして狂気。作家・舞城王太郎の集大成、恐ろしくて、切ない、傑作ホラー長篇。

著者紹介

舞城 王太郎 (マイジョウ オウタロウ)  
1973(昭和48)年、福井県生れ。2001(平成13)年、『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞し、作家デビュー。新たな才能の出現は、ひとつの事件となる。’03年、『阿修羅ガール』で三島由紀夫賞を受賞。’16年、『淵の王』がTwitter文学賞第1位に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)