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ピーター・パンの冒険

新潮文庫 ハ−5−1

出版社名 新潮社
出版年月 2017年12月
ISBNコード 978-4-10-210403-3
4-10-210403-8
税込価格 440円
頁数・縦 142P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 物語の舞台はロンドン、ケンジントン公園。
    ケンジントン公園の紹介から始まり、そこで起こる秘密の物語が語られるのですが、、、
    ネバーランドは?ウェンディは??出てきません。

    この「ピーター・パンの冒険」は、ネバーランドでの冒険のずっと前、
    ピーターがいかにして生まれたかを知ることができる物語なのです。
    閉園時間を迎え、門を閉ざされたケンジントン公園。
    そこで繰り広げられるのは妖精たち、木々、鳥たち、そして永遠に歳をとらない不思議な少年の営みです。
    ただただ楽しく夢に溢れているわけではなく、時にシビアであり、悲しさを感じるのが非常に印象的です。

    読めば「ピーター・パン」のイメージが変わる1冊。
    ぜひどうぞ!

    (2018年5月2日)

商品内容

要旨

半分が鳥、半分が人間の赤ん坊で、生まれてから1週間で成長することをやめたピーターは、家の窓から飛び出して不思議な冒険に出かける。ロンドンのケンジントン公園を舞台に、凧のしっぽにぶら下がってゆらゆら、ツグミの巣のボートで池を横断し、妖精たちの舞踏会に現れて人気者になる。子供だけが見ることができる妖精と少年少女が繰り広げるロマンティックで幻想的な物語、新訳で復活!StarClassics名作新訳コレクション。

著者紹介

バリー,ジェームズ・M. (バリー,ジェームズM.)   Barrie,James Matthew
1860‐1937。スコットランド東部、アンガス生れ。父は貧しい手織り職人で、母は教育に熱心でたくさんの教材を子供に与えた。幼少の頃から「文学は私の遊戯だ」と考えており、与えられた材料を種に作品を書き始める。1882年エディンバラ大学を卒業し、新聞社に勤める傍ら雑誌に寄稿。その後、文筆に打ち込むも当初は成功しなかった。1990年頃からは、主に劇作を仕事とし、自作の演目を小説にした『ピーター・パンとウェンディ』によって名声を不動のものにする
大久保 寛 (オオクボ ヒロシ)  
1954年、東京生れ。早稲田大学卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)