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哲学すること 松永澄夫への異議と答弁

出版社名 中央公論新社
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-12-005028-2
4-12-005028-9
税込価格 6,380円
頁数・縦 700P 22cm

商品内容

要旨

松永の薫陶を受けた13人が、渾身の力をふるって師に立ち向かう。厳密・緻密・稠密な言語使用を実践し、人間にとって本質的なことのみを論じ交わした火花散る師弟対決。

目次

1 社会に生きる(伊多波宗周による第一の異議―相互性・社会性と秩序変化
松永による第一の異議への答弁 ほか)
2 “私”というものの成立―他者と意味世界と(渡辺誠による第四の異議―「精神(心)」を語ることの危うさ
松永による第四の異議への答弁 ほか)
2 “私”というものの成立―他者と意味世界と(高橋若木による第五の異議―“私”の非日常性―松永澄夫の哲学から考える
松永による第五の異議への答弁 ほか)
3 物的世界・体・“私”(吉田善章による第八の異議―物と時空―そして“私”
松永による第八の異議への答弁 ほか)
4 生の肯定と幸福を巡って(手塚博による第一〇の異議―哲学と生
松永による第一〇の異議への答弁 ほか)

おすすめコメント

「現実性と時間」について論ぜよ。これが、私が最初に東大の松永ゼミに参加したしたときに参加者全員に与えられたテーマであった。東大で行われていた他の哲学科のゼミ(おそらく他大学でも同じだと思う)とはスタイルが全く違っていた。他のゼミでは原典講読が原則である。与えられた原典の中の一カ所を注釈を含めて読み込むことを通して、その学説について考えるのである(それがアリストテレスであろうとハイデガーであろうとゼミの進め方は同じである)。そこで担当者が上手く発表できないと、責められるのは担当者の勉強不足である(この原文が読めないのか、この文の哲学史的背景を知らないのか、注釈者たちの解釈を調べていないのか等々)。 だが松永ゼミで発表者が責められるのは、担当者の思索力(自分で考える力)の不足である。――「刊行のことば」より

著者紹介

松永 澄夫 (マツナガ スミオ)  
立正大学教授・東京大学名誉教授
木田 直人 (キダ ナオト)  
首都大学東京准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)