• 本

裏が、幸せ。

小学館文庫 さ25−2

出版社名 小学館
出版年月 2018年1月
ISBNコード 978-4-09-406488-9
4-09-406488-5
税込価格 648円
頁数・縦 280P 15cm

商品内容

要旨

派手で明るいことがよしとされてきた、これまでの太平洋側中心の価値観に、見事に風穴を開け、大反響を得たエッセイ。日本の幸福は、「裏日本」にある。日本海側の魅力満載、酒井版『陰翳礼讚』。

目次

陰翳―闇に浮かぶ金沢の金箔、能登の漆
民藝―鳥取と新潟の名プロデューサー
演歌―なまり色の日本海ソング
仏教―浄土真宗と一向一揆
神道―「裏」の大社、「表」の神宮
美人1―日本海側美人一県おき説
美人2―越後と出雲、最強美女伝
流刑―佐渡と隠岐、流されるロマン
盆踊り―顔を隠すエロティシズム
文学1―「表」の男と「裏」の女の物語『雪国』
文学2―泉鏡花と金沢
文学3―水上勉における不幸の利用
田中角栄―新潟のポップの日本改造
鉄道1―北前船、ローカル鉄道、北陸新幹線
鉄道2―陽から陰へ、陰から陽へ
幸福―軒並み「日本でいちばんいい県」
原発―水上勉が憂えた「過剰文明」
金沢―暗い空に照り映える色彩
観光―陰があるからこそ光がある

出版社・メーカーコメント

「裏日本」の魅力満載、酒井版『陰翳礼讚』常に時代を先取りする話題作を刊行してきた酒井順子氏が、”控え目だけれども鋭い光を放つ”日本海側の魅力を存分に伝えるエッセイ。 経済発展=幸福と、太平洋側を「表」として走ってきた日本ですが、とくに東日本大震災以降、その構図はくずれつつあります。経済至上主義によって、私たちは、日本人にとって大切なものをたくさん失ってきたのではないかということに、多くの人が気づき始めています。そして、その開発の手を逃れて、ひっそりとマイペースで生きてきた日本海側=「裏」には、裏だからこその日本の大切なもの=「幸せ」が、たくさん詰まっていることに、日本中を何度も旅してきた著者は魅了されました。 都道府県別幸福度ランキングでは、トップ3は福井、富山、石川の北陸三県。富山にある世界一のスタバ、日本海が必須の演歌、美人が多い秘密、谷崎潤一郎、水上勉、泉鏡花、川端康成が描いた「裏」、顔を隠す盆踊り、金箔のほとんどを生産する金沢…などなど 「裏日本」の宝ものが次々と紹介されます。「裏の幸せ」を求めて旅に出たくなるエッセイです。解説は福井県出身の宮下奈都。

著者紹介

酒井 順子 (サカイ ジュンコ)  
1966年、東京都生まれ。エッセイスト。高校在学中に雑誌『オリーブ』にコラムを執筆。立教大学社会学部観光学科卒業後、広告代理店勤務。その後執筆業に専念。2004年『負け犬の遠吠え』で講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)