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にっぽんの履歴書

出版社名 文藝春秋
出版年月 2018年1月
ISBNコード 978-4-16-390785-7
4-16-390785-8
税込価格 1,595円
頁数・縦 229P 18cm

商品内容

要旨

二十年をこえる歴史と思索の旅のエッセンスがここに結実した。新直木賞作家の「この国のかたち」。

目次

1 「艦これ」と司馬遼太郎(二十一世紀に明治を書く
「艦これ」と司馬遼太郎
慶応大学は大阪弁で ほか)
2 お人よしの台湾統治(百五十年前の転換点
『その後の慶喜』、四十五年の暇つぶし
われらの内なる蘇峰 ほか)
3 漱石書簡の文体の秘密(名つけの理由
一読者にも書評の奥義を
メロスは激怒した ほか)

出版社・メーカーコメント

新直木賞作家が平成の終わりに考えた「この国のかたち」。 ・元号は平ったく言えば天変地異の占いの道具だった ・植民地経営に乗り出した戦前の日本はお人よしだった? ・宮沢賢治と夏目漱石の文体の「秘密」 ・「艦これ」の隆盛を司馬遼太郎が予言していた!? ・新聞はほろびたという議論は明治時代からあった ・刀は物体、剣は精神である ・女工哀史は本当に「哀」なのか ・人口減少で「邪悪な正義」も減る ほか、 全50篇。 フェイクでもヘイトでもない。この国の豊かな歴史にふれる渾身の歴史エッセイ集。

著者紹介

門井 慶喜 (カドイ ヨシノブ)  
1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。15年『東京帝大叡古教授』、16年『家康、江戸を建てる』で直木賞候補になる。16年『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)