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「最前線の映画」を読む

インターナショナル新書 021

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-7976-8021-8
4-7976-8021-0
税込価格 821円
頁数・縦 205P 18cm

商品内容

要旨

映画を観れば「世界の今」が分かる!アメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国の「最前線の映画」を当代一の評論家が鋭く解剖。なにげないシーンやしぐさに秘められた監督の意図、ちょっとした台詞の中に隠された過去の名作・傑作の引用などを次々に読み解いていく―。「町山映画塾」、ますます絶好調!

目次

Kが追い求めた「噴水」―『ブレードランナー2049』
アンドロイドはオジマンディアスの夢を見る―『エイリアン:コヴェナント』
「それ」から逃れるたったひとつのやり方―『イット・フォローズ』
「8マイル」の現実―『ドント・ブリーズ』
神は果てしなく試す―『哭声/コクソン』
三百六十年後の「ゆるし」―『沈黙‐サイレンス‐』
イランのウィリー・ローマン―『セールスマン』
バンパーはぶつけるためにある―『エル ELLE』
アン・ハサウェイは何と戦ったのか?―『シンクロナイズドモンスター』
アウシュビッツで埋められたもの―『サウルの息子』〔ほか〕

おすすめコメント

映画を観れば「世界の今」が分かる! アメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国の「最前線の映画」を鋭く解剖――「町山映画塾」、ますます絶好調! 《著者の言葉》 本書は、ここ二年ほどの間に公開された映画作品について、筆者なりの解説を加えたものです。 特に、映画を観た時、多くの観客が疑問に思うだろう点、最初は自分にもわからなかった点について、何らかの答えを見つけようとしました。それはこんな疑問です。 『ラ・ラ・ランド』の二人はなぜ、別れなければいけないのか? 『ダンケルク』にはなぜ、三機しか戦闘機が出てこないのか? 『サウルの息子』はなぜ、背景がピンボケでスクリーンが小さいのか? 『LOGAN/ローガン』の最後にウルヴァリンが言った「あれってこんな感じなんだ」の「あれ」とは何か? 『メッセージ』のヒロインはなぜ、若くして死別すると知っていながら娘を産んだのか? 『ベイビー・ドライバー』はなぜ、ベイビーと自称しているのか? 『エイリアン:コヴェナント』のアンドロイドはなぜ、ワーグナーを弾くのか? 『ブレードランナー2049』のテストで聞かれる「白く高い噴水」とは何か? 『セールスマン』の主人公はなぜ、イランで『セールスマンの死』を上演するのか? 答えは映画の中に隠されている場合もあります。何度も観るうちに、登場人物のちょっとしたしぐさ、表情、セリフ、読んでいる本、流れる歌などに謎を解く鍵があります。 映画の外、監督のインタビューや、過去の作品、時代や社会状況などを調べなければわからないこともあります。ドストエフスキーなどの著作が補助線になって謎が解ける場合もあります。 それを探っていくのは本当に面白い作業です。あ、これだったのか! と思わず声が出そうになることもあります。それが快感で映画評論家をやっているわけです。 もちろん、映画はクイズでもテストでもありませんから、答えは一つではありません。ただ、映画鑑賞の助けとして楽しんでいただけると幸いです。(「はじめに」より) 《本書で登場する映画》 ◆ワンダーウーマン◆エイリアン:コヴェナント◆ブレードランナー2049◆セールスマン◆マンチェスター・バイ・ザ・シー◆哭声/コクソン◆イット・フォローズ◆ドント・ブリーズ◆シンクロナイズドモンスター◆ラ・ラ・ランド◆ダンケルク◆サウルの息子◆LOGAN/ローガン◆メッセージ◆ベイビー・ドライバー……全20作品!

著者紹介

町山 智浩 (マチヤマ トモヒロ)  
映画評論家。ジャーナリスト。1962年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。『宝島』『別冊宝島』などの編集を経て、1995年に雑誌『映画秘宝』(洋泉社)創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)