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私はすでに死んでいる ゆがんだ〈自己〉を生みだす脳

出版社名 紀伊國屋書店
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-314-01156-3
4-314-01156-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 345P 20cm

商品内容

要旨

「自分の脳は死んでいる」と思いこむコタール症候群、自分の身体の一部を切断したくてたまらなくなる身体完全同一性障害、何ごとにも感情がわかず現実感を持てない離人症―当事者や研究者へのインタビューをはじめドッペルゲンガー実験や違法手術の現場も取材し、不思議な病の実相と自己意識の謎に、神経科学の視点から迫る。

目次

第1章 生きているのに、死んでいる―「自分は存在しない」と主張する人びと コタール症候群「私の脳は死んでいますが、精神は生きています」
第2章 私のストーリーが消えていく―ほどける記憶、人格、ナラティブ 認知症「こんにちは、かしら。もうわからなくて」
第3章 自分の足がいらない男―全身や身体各部の所有感覚は現実と結びついているのか? 身体完全同一性障害(BIID)「この足は断じて自分の足ではない」
第4章 お願い、私はここにいると言って―自分の行動が自分のものに思えないとき 統合失調症「自分が崩れて、溶けていくような気がする」
第5章 まるで夢のような私―自己の構築に果たす情動の役割 離人症「悪い夢がずっと続いているようだった」
第6章 自己が踏みだす小さな一歩―自己の発達について自閉症が教えてくれること 自閉症スペクトラム障害「抱きしめられるのは、檻に閉じこめられる感じがした」
第7章 自分に寄りそうとき―体外離脱、ドッペルゲンガー、ミニマル・セルフ 自己像幻視「もうひとりのぼくがいたんだ」
第8章 いまここにいる、誰でもない私―恍惚てんかんと無限の自己 恍惚てんかん「自分自身および宇宙全体と完璧に調和しているのだ」

著者紹介

アナンサスワーミー,アニル (アナンサスワーミー,アニル)   Ananthaswamy,Anil
『ニューサイエンティスト』誌のニュース編集者を経て、同誌のコンサルタントを務める。カリフォルニア大学サンタクルーズ校のサイエンスライティング・プログラムのゲスト編集者や、インド・バンガロールの国立生命科学研究センターで年に一度開講される科学ジャーナリズムワークショップのオーガナイザーとしても活動。英国物理学会の物理学ジャーナリズム賞、英国サイエンスライター・アワードの「最も優れた研究報道」に贈られる賞を獲得している。初の著書『宇宙を解く壮大な10の実験』(河出書房新社)は2010年に英国物理学会『フィジックス・ワールド』誌で「2010年の本」の第一位に選ばれた。バンガロールとカリフォルニア州バークレーを拠点にしている
藤井 留美 (フジイ ルミ)  
翻訳家
春日 武彦 (カスガ タケヒコ)  
1951年、京都府出身。日本医科大学卒。産婦人科医を経て精神科医に。医学博士、精神科専門医。都立松沢病院精神科部長、都立墨東病院神経科部長などを経て、現在も臨床に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)