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沖縄憲法なき戦後 講和条約三条と日本の安全保障

出版社名 みすず書房
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-622-08676-5
4-622-08676-X
税込価格 3,740円
頁数・縦 343,23P 20cm

商品内容

要旨

沖縄が「基地の島」になったのは、日米両国の思惑によって「無憲法の島」に追いやられたからだ。その歴史と論理を、憲法と外交史の双方向から解き明かす。

目次

第1章 国籍を奪われた沖縄(日本国憲法上の「国民」とは?
日本の主権と沖縄
代表権・選挙権を奪われた沖縄)
第2章 講和条約第三条と安保条約―「犠牲の要石」としての沖縄(講和条約第三条の成立過程
アメリカの太平洋安保構想
ANZUS・米比・日米、そして「琉球」の米軍)
第3章 「三条失効」論(先例としての「奄美返還」
三条をめぐる国会論戦
国連加盟と岸訪米)
第4章 沖縄の法的地位と「植民地」問題(翻弄される沖縄
国連決議と三条の「死文」化
「政府統一見解」と沖縄返還)
終章 「閉塞状態」の打破に向けて(沖縄から問われる日本の近代
「共通敵」なき時代の沖縄)

著者紹介

古関 彰一 (コセキ ショウイチ)  
1943年生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。獨協大学名誉教授、和光学園理事長。専攻、憲政史。著書『新憲法の誕生』(中央公論社1989、吉野作造賞受賞、中公文庫1995)他
豊下 楢彦 (トヨシタ ナラヒコ)  
1945年生まれ。京都大学法学部卒。元関西学院大学法学部教授。専攻、外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)