• 本

〈ニッポン〉のオリンピック 日本はオリンピズムとどう向き合ってきたのか

出版社名 青弓社
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-7872-3431-5
4-7872-3431-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 259P 19cm

商品内容

要旨

日本はオリンピズムとどう向き合ってきたのか。オリンピズムの基本を押さえたうえで、戦前期日本のスポーツ界とオリンピック受容、1964年オリンピックにまとわりつく「成長と復興」神話、2020年オリンピックをめぐるシニシズム、「その後」との向き合い方など、オリンピックと戦前・戦後日本を十人が鋭く分析する。

目次

オリンピズムを問うことの現代的意義
第1部 オリンピズム誕生と創始者クーベルタンの夢(近代オリンピックの創出とクーベルタンのオリンピズム
クーベルタンのオリンピズムとスポーツ文学―二十世紀初頭のフランスと日本におけるスポーツと文学の接近)
第2部 日本とオリンピズムの出合い(戦前のスポーツ界の足跡―オリンピック初参加から幻に至るまで
嘉納治五郎の国民体育構想とオリンピズム
柔道思想とオリンピズムの交錯―嘉納治五郎の「自他共栄」思想)
第3部 戦後の日本社会と東京、オリンピズム(成長の時代の幻像―精神史としての東京オリンピック
「2020」から「1964」へ―東京オリンピックをめぐる“希望”の現在
ポスト・オリンピックの憂鬱―日本のスポーツと社会の行方)
オリンピックの誕生と世界戦争の危機

著者紹介

小路田 泰直 (コジタ ヤスナオ)  
1954年生まれ。奈良女子大学副学長。専攻は日本近代史
井上 洋一 (イノウエ ヨウイチ)  
1958年生まれ。奈良女子大学研究院生活環境科学系教授。専攻はスポーツ法学
石坂 友司 (イシザカ ユウジ)  
1976年生まれ。奈良女子大学研究院生活環境科学系准教授。専攻はスポーツ社会学、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)