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ルネッサンスの光と闇 芸術と精神風土 下

改版

中公文庫 た3−4

出版社名 中央公論新社
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-12-206564-2
4-12-206564-X
税込価格 972円
頁数・縦 265P 16cm
シリーズ名 ルネッサンスの光と闇

商品内容

要旨

ルネッサンス期の多くの作品は、背景の細部の表現に到るまで、なんらかの象徴的意味をもって描かれている。美術作品の表面的な美しさを追うだけではなく、同時代の文学作品や、歴史書、哲学書をひもとき、作品に描かれた意味や豊かな内容を解読することによって、ルネッサンス期が持つ精神的風土を明快に解き明かす。刷新した図版を多数収録。

目次

第3部 愛と美(承前)(宇宙的オクターヴ
西風との出会い
生命復活の祭儀)
第4部 二人のヴィーナス(ヴィーナスの誕生
聖愛と俗愛
騎士の夢 ほか)
第5部 神々の祝祭(パルナッソス
純潔と愛欲の争い
結婚記念画 ほか)

おすすめコメント

人間性の開放と現実世界の肯定という明るい光の部分の裏側に、世界の終りに対する恐れ、死の執念、混乱と破壊への衝動、破滅へのひそかな憧れ、非合理的幻想世界への陶酔といった別の一面を持つルネッサンス……。文学作品や思想史上重要な作品を引用しながら、ボッティチェルリの《春》に描かれた美しい女神の影が示唆するところを読み解き、ヴァティカン宮殿の署名の間やメディチ家の礼拝堂といった傑作を輩出したその精神的風土と芸術のからみあいを考察する下巻。版を新たにした多数の挿図とともにルネサンスの明暗を明快に説き明かす名著。

著者紹介

高階 秀爾 (タカシナ シュウジ)  
1932(昭和7)年、東京生まれ。53年、東京大学教養学科卒、同大学大学院で美術史専攻。54〜59年、パリ大学附属美術研究所で近代美術史を専攻。国立西洋美術館主任研究官、文部技官、東京大学教授、国立西洋美術館館長を経て、大原美術館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)