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鏡花と妖怪

出版社名 青弓社
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-7872-9247-6
4-7872-9247-1
税込価格 3,300円
頁数・縦 341P 22cm

商品内容

要旨

大正期から昭和期における泉鏡花のテクストを丁寧に読み解き、希代の妖怪作家・鏡花と現代の怪異怪談文化をも接続して、近現代日本の怪奇幻想の系譜を紡ぎ出す文学研究の臨界点。

目次

第1部 鏡花と妖怪(鏡花が描く妖怪像
恋愛劇と「大魔神」―「飛剣幻なり」の妖怪像 ほか)
第2部 水木しげると妖怪文化(マンガ化される「高野聖」―『水木しげるの泉鏡花伝』を読む
「妖怪ブーム」前夜の水木しげる ほか)
第3部 幻想・怪異・文学(自動車に乗る鼠―泉鏡花「半島一奇抄」が描き出す怪異
岡本綺堂の怪談 ほか)
第4部 鏡花を読む(「由縁の女」の小説手法
結末を持たない小説の読み方―「龍胆と撫子」論 ほか)

著者紹介

清水 潤 (シミズ ジュン)  
1970年、岐阜県生まれ。東京都立大学大学院博士課程満期取得退学。博士(文学)。首都大学東京都市教養学部助教などを務める。専攻は日本近現代文学。特に泉鏡花研究に力を注いだ。2017年3月13日に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)