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身体と感情を読むイギリス小説 精神分析、セクシュアリティ、優生学

出版社名 春風社
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-86110-582-1
4-86110-582-X
税込価格 2,970円
頁数・縦 255,9P 20cm

商品内容

要旨

“身体”が語る声を読み解き、その文化的意味を探る。身体表象をめぐるイギリス小説論―ジョージ・エリオットからアンジェラ・カーターまで。

目次

序章 身体と感情の二分法を越えて
1 ヒステリー症(『ダニエル・デロンダ』のねじれ―「顔」が暴く豊穣なる亀裂
ギッシング小説におけるジェンダー化する身体への抵抗―反流行文士とヒステリー症)
2 荒野と都市(耳と目から読む『帰郷』―歌劇の舞台としての荒野
『ジキル博士とハイド氏』の優生学的身体―人格と都市)
3 モダニズム小説(『ダロウェイ夫人』の「ひきつり」―優生学言説と小説技法
越境する身体―『ユリシーズ』の民族、女性、書物)
4 欲動(『モーリス』の内なるホモフォビア―精神と身体の均衡に向けて
「赤ずきん」物語と身体性―「狼たちの仲間」と内なる「狼」)

著者紹介

武田 美保子 (タケダ ミホコ)  
京都女子大学名誉教授。同大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)