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食べる

シリーズ人間科学 1

出版社名 大阪大学出版会
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-87259-618-2
4-87259-618-8
税込価格 1,980円
頁数・縦 224,6P 19cm

商品内容

要旨

「分け合う」のは人間だけ?好き嫌いはどうやって決まる?初めて会う人と共に食べると打ち解けるのは、なぜ?サルやゴリラに離乳食はあるのか?ハンバーガーはなぜ手づかみで食べてもよいのか?ヒマラヤで糖尿病が増えているのはなぜ?

目次

第1部 「食べる」を通じて学ぶ(食を通した心の発達
サルは共に食べて社会を学ぶ
好き嫌いから「食べる」を捉え直す)
第2部 「食べる」を通じてつながる(「食べる」ことは「こころ」を映す―心理療法から拒食と過食を考える
ツールとしての炊き出し―災害救援における食の意味
エンデの村で食べること―インドネシア東部でのつながりのある暮し ほか)
第3部 「食べる」を通じて考える(「食べる」ことになぜ作法が求められるのか―「食べる」に関する教育人間学的考察
「食べる」ことと性―食の哲学に関する一側面)

著者紹介

八十島 安伸 (ヤソシマ ヤスノブ)  
大阪大学大学院人間科学研究科・教授。愛知県生まれ。1995年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程退学、2003年博士(人間科学)。福島県立医科大学講師、大阪大学大学院人間科学研究科准教授を経て、2017年から同教授。日本味と匂学会評議員。20年以上にわたり、ラット・マウスにおける味覚の好き嫌いの脳基盤をさまざまな研究手法を用いて探究してきた。食べ過ぎや拒食などの食行動異常を生じさせ、かつ、維持させる生理基盤を解明するために、動物モデル系における行動神経科学的研究に取り組んでいる
中道 正之 (ナカミチ マサユキ)  
大阪大学大学院人間科学研究科・教授。京都府生まれ。1984年大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了、1986年学術博士。大阪大学大学院人間科学研究科准教授を経て、2007年から同教授。2014年から2016年まで、同研究科長。2015年から日本霊長類学会会長。40年以上にわたり、野生ニホンザル集団の中で暮らすサルの顔を覚え、「誰が誰に何をしたか」を記録しながら、サルの行動発達や子育て、老いなどをテーマに研究を継続。1996年からは動物園で暮らすゴリラの観察も実施している。動物園で暮らす大型野生動物の子育てなども観察している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)