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光源氏の運命物語 「かたり」から読み解く新しい『源氏物語』

出版社名 笠間書院
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-305-70894-6
4-305-70894-9
税込価格 3,850円
頁数・縦 303P 20cm

商品内容

要旨

物語の「語り手」は周到な構想のもとに、源氏を通じて新たな歴史を紡ぎ出し、そこにうごめく人間の姿を詳述していく。はなやかな恋物語とは異なる、もう一つの源氏物語が語られる。物語の「かたり」を通じ、語られていない背景を掘り起こす、これまでにない人物の役割や『源氏物語』の世界の解釈。

目次

1 光源氏の須磨での危機
2 源氏の須磨行きの決意
3 流罪された人々の運命と源氏の須磨での謫居
4 朧月夜事件と藤壺中宮との密事
5 源氏の須磨での生活
6 須磨の絵日記
7 明石君一族の宿世
8 桐壺更衣の運命
9 桐壺院の贖罪

著者紹介

伊井 春樹 (イイ ハルキ)  
1941年愛媛県生。広島大学大学院博士課程。文学博士。大阪大学文学部教授、国文学研究資料館館長を経て、公益法人阪急文化財団理事・館長、大阪大学大学院名誉教授、愛媛県歴史文化博物館名誉館長ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)