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ポピュリズムと司法の役割 裁判員制度にみる司法の変質

出版社名 花伝社
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-7634-0854-9
4-7634-0854-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 219P 19cm

商品内容

要旨

法の支配を堅持し、権力の抑制と均衡を図る“人権の砦”である司法が、いま、おかしい。裁判員制度が示す、グローバル化における国家の変容、政府の役割の変化、そして司法のポピュリズム化―ポピュリズムが蔓延する世界を司法は抑止できるのか。

目次

第1講 民主政治における司法の役割―権力の抑制と均衡
第2講 民主主義と自由主義―多数の支配か、法の支配か
第3講 ポピュリズム化する政治―司法は大丈夫か
第4講 司法の民営化―福祉国家から治安国家へ
第5講 司法の治安機構化―警察と司法の連動
第6講 裁判員の義務と思想・良心の自由―死刑は正当化できるか
第7講 プロフェッショナルとしての裁判官―改革すべきは司法官僚制
第8講 破綻する裁判員制度―廃止するしかない
第9講 ポピュリズムはファシズムか―司法と民主主義の危機

著者紹介

斎藤 文男 (サイトウ フミオ)  
1932年和歌山県生まれ。1956年京都大学法学部卒業、58年大阪市立大学大学院法学部研究科修士課程修了。1961年九州大学教養部講師、助教授、教授をへて同法学部教授。1996年定年退官、名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)