• 本

ゲノム編集と細胞政治の誕生

出版社名 青土社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-7917-7073-1
4-7917-7073-0
税込価格 2,420円
頁数・縦 261,5P 19cm

商品内容

要旨

“iPS細胞”と“ゲノム編集”の時代に、本当に必要な生命倫理とは?細胞生物学者たちが「倫理規制」に積極的で、生命倫理学者たちが「規制緩和」に積極的に見える「奇妙なねじれ」、その裏に見え隠れしている思惑とは何か。偶発的な「動物のヒト化」など、人間と非‐人間のあいだに横たわるグレーゾーンの増大と、いままさに引かれようとしている新たな「生の線引き」に対して、私たちに何ができるのか。

目次

細胞政治の誕生―HeLa細胞とヘンリエッタ・ラックス
第1部 人工細胞と人間のインタラクション(iPS細胞には倫理的な問題はない…か?
STAP細胞事件が忘却させたこと
一四日ルール再訪?―ヒト胚研究の倫理的条件をめぐって)
第2部 ゲノム編集時代のエチカ(奇妙なねじれ―“人間での生殖細胞系ゲノム編集”をめぐる賛否両論から
生殖細胞系ゲノム編集とメディカルツーリズム
国境を越える“リスクの外注”―ミトコンドリア置換を一例として)

著者紹介

粥川 準二 (カユカワ ジュンジ)  
1969年生まれ、愛知県出身。「サイエンスライター」を名乗ることが多いが、「社会学者」や「ジャーナリスト」と呼ばれることも。日本大学、明治学院大学、国士舘大学非常勤講師。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)