• 本

滅びの園

幽BOOKS

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-04-106432-0
4-04-106432-5
税込価格 1,728円
頁数・縦 314P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • その世界はその人にとってどういうものであったのか?

     暴力が横行する会社に勤め、家庭では妻と反りが合わない。出張からの帰り道、あまり馴染みのない電車に鬱々とした気分で乗っていた鈴上誠一は、ふと目に入った女性を追って知らない駅をおりた先で何もかもが嫌になり、どこかに消えてしまいたい、と思う。気が付くと誠一は、記憶が曖昧な状態で見知らぬ場所にいた。《幼い頃に、夢の中で訪れたような不思議な郷愁》を感じさせる幻想的な世界での暮らしはやがて誠一にとって居心地の良いものになっていった。そんな誠一のもとに頻繁に手紙が届くようになる。やがて誠一の現在置かれている状況が記されている(誠一には受け入れがたい)手紙が届く。その手紙の内容は地球に〈未知なるもの〉と根絶不能の不定形生物〈プーニー〉が現れたことによって人類が衰退していて、その〈未知なるもの〉の内部にある核の付近に取り込まれているのが誠一だというものだった。それ以降もたびたび地球からの手紙が届く中で、今の暮らしを優先していく誠一のもとに、一人の男が現れる。中月活連。彼は、地球からやってきたという……。
     その世界はその人にとってどういうものであったのか、ということを強く考えさせる、単純に善と悪で区

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    (2018年7月9日)

おすすめコメント

世界は終末に向けて暴走してゆく。 人類に、希望はあるのか――。 突如天空に現れた<未知なるもの>。 世界で増殖する不定形生物プーニー。 抵抗値の低い者はプーニーを見るだけで倒れ、長く活動することはできない。 混迷を極める世界を救う可能性のある作戦は、ただ一つ――。