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一発屋芸人列伝

出版社名 新潮社
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-10-351921-8
4-10-351921-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 236P 20cm

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要旨

芸能界、とりわけお笑い芸人や歌手の世界には「一発屋」と呼ばれ、世間や同業者たちから同情や蔑みの対象となりがちな人たちがいる。芸人ならば、持ちネタが大いに受け、流行語大賞を受賞するなど一世を風靡するが、1年程度のわずかな多忙な“最盛期”の後、パタリと仕事がなくなり、世間から、ネタだけでなく存在そのものも忘れられる。本書は、そんな一発屋の芸人たちにスポットを当てたノンフィクション。自らも「ルネッサーンス!!!」のネタでの「一発屋」を自称するお笑いコンビ「髭男爵」のツッコミ担当・山田ルイ53世が、8人と3組を取材。自身(コンビ)も含む一発屋芸人たちが、現在の活動や思い、売れた当時のことなどを赤裸々に語っている。いずれも波乱万丈で、不器用さと不屈の精神を示していながらどこか明るく、笑えるストーリーと、著者の豊かで軽妙な筆致が評価され、本書の元になった雑誌「新潮45」の同名連載は「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞した。ダイジェストでは「なんでだろう♪」で人気を博したテツandトモの章を取り上げる。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2018年06月29日]

商品内容

要旨

それでも、人生は続く。不器用で不屈の人間たちに捧げる、涙と笑いのノンフィクション!雑誌ジャーナリズム賞作品賞受賞。

目次

レイザーラモンHG―一発屋を変えた男
コウメ太夫―“出来ない”から面白い
テツandトモ―この違和感なんでだろう
ジョイマン―「ここにいるよ」
ムーディ勝山と天津・木村―バスジャック事件
波田陽区―一発屋故郷へ帰る
ハローケイスケ―不遇の“0・5”発屋
とにかく明るい安村―裸の再スタート
キンタロー。―女一発屋
髭男爵―落ちこぼれのルネッサンス

おすすめコメント

輝いた時代は終わる。それでも、人生は続く。

雑誌ジャーナリズム賞作品賞受賞! 同じ芸人でなければここまで肉薄できなかった、話題沸騰の連載がついに書籍化。 我々一発屋は、ただ余生をやり過ごしているだけの“生きた化石”ではない――レイザーラモンHG、コウメ太夫、テツandトモ、ジョイマン、ムーディ勝山、天津・木村、波田陽区、ハローケイスケ、とにかく明るい安村、キンタロー。……世の中から「消えていった」芸人たちのその後の人生を、自らも「一発屋」を名乘る著者が追跡取材。これまで誰も書いたことがなかった彼らの現在は、ブレイクした“あの時”より面白かった?! 涙あり笑いあり、そしてなぜか生きる勇気が湧いてくる。時代に翻弄されつつも必死に芸に生きる、どうしようもなく不器用な人間たちに捧げるノンフィクション!

出版社・メーカーコメント

誰も書かなかった今の彼らは、ブレイクしたあの時より面白い!? レイザーラモンHG、テツandトモ、ジョイマン、波田陽区……世間から「消えた」芸人のその後を、自らも髭男爵として“一発を風靡した”著者が追跡取材。波乱万丈な人生に泣ける(でもそれ以上に笑える)、不器用で不屈の人間たちに捧げるノンフィクション!

著者紹介

山田 ルイ53世 (ヤマダ ルイゴジュウサンセイ)  
本名・山田順三(やまだ・じゅんぞう)。お笑いコンビ・髭男爵のツッコミ担当。兵庫県出身。地元の名門・六甲学院中学に進学するも、引きこもりになり中途退学。大検合格を経て、愛媛大学法文学部に入学も、その後中退し上京、芸人の道へ。『新潮45』で連載した「一発屋芸人列伝」が、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞し話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)