ファーストラヴ
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2018年5月 |
ISBNコード |
978-4-16-390841-0
(4-16-390841-2) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 299P 20cm |
書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件
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ファーストラヴ
- おすすめ度
- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
第159回直木賞受賞作。表紙を見て本作を恋愛小説と思うかもしれないが、これは家族小説である。親を殺してしまった女子大生。その美貌もあってかマスコミで騒がれる出来事となった。その真相を女性臨床心理士がノンフィクションで書き上げようとする。過去、秘密、深い心の闇に迫っていく。読み進むうちに、島本作品の世界にからめとられていく。意外なラスト、そして、島本作品ならではの読後感を味わってほしい。
(2018年9月9日)
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商品内容
文学賞情報 |
2018年
第159回
直木賞受賞 |
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要旨 |
なぜ娘は父親を殺さなければならなかったのか?多摩川沿いで血まみれの女子大生が逮捕された。彼女を凶行に駆り立てたものは何か?裁判を通じて明らかにされる家族の秘密とは? |
おすすめコメント
夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは? 「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。