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ノー・ディレクション・ホーム ボブ・ディランの日々と音楽

出版社名 ポプラ社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-591-15839-5
4-591-15839-X
税込価格 8,580円
頁数・縦 839,52P 22cm

商品内容

要旨

本書の著者、ロバート・シェルトンがボブ・ディランに会ったとき、若きシンガーはニューヨークに降り立ったばかりだった。シェルトンはすぐにディランの友人となり、擁護者となる。1961年、シェルトンは『ニューヨーク・タイムズ』紙に、ディランの登場を告げる記事を書く。それはポピュラー音楽の歴史を変える伝説のレビューとなった。ディランの信頼を受け本書の執筆にとりかかった著者は、膨大な歳月を注ぎ、ディランと関わった人たちへのインタヴューを敢行する。ディランの家族、幼少期を過ごしたヒビングの友人たち、ミネアポリスの同級生、ミュージシャン仲間、マネージャーのアルバート・グロスマン、詩人アレン・ギンズバーグ…。20年の歳月をかけて完成した本書は、巨大な時代のうねりのなかに閃光を放つ詩人と世界の関係を描いた、評伝文学の金字塔である。

目次

Prelude 時代は変わった
「ここで声を荒らげないでくれ」
ミシシッピ川を隔てて
トーキング・グリニッチ・ヴィレッジ・ブルース
寂しき西四丁目一六一番地
御用詩人ではなく
ロール・オーヴァー・グーテンベルク
いくつかの地獄の季節
オルフェウスがプラグを差し込む
闘技場のなかで〔ほか〕

おすすめコメント

本人のみならず家族や周辺にまで丹念な取材をかさね、20年をかけて編み上げたデュラン評伝の決定版!本邦初訳。

著者紹介

シェルトン,ロバート (シェルトン,ロバート)   Shelton,Robert
1926‐95年。1951年に「ニューヨーク・タイムズ」に原稿整理係として入社し、その後50年代半ばから1963年にかけて、スタッフ・ライターとなる。1950年代の終わりには、美術欄でジャズやフォークの批評を書いていた。若き才能あふれる人々は、シェルトンがめぐらす批評のアンテナのおかげで、はじめて自分たちの作品がアメリカ全土の注目を集めることとなった。誰よりもずっと前からディランの才能を見抜き、彼を支持してきた
トムソン,エリザベス (トムソン,エリザベス)   Thomson,Elizabeth
「タイムズ」(ロンドン)、「インディペンデント」、「リスナー」などで、記事の執筆やインタビューを行っている。リヴァプール大学のインスティテュート・オブ・ポピュラー・ミュージックとキングストン大学で講義を行っている。また、オープン・ユニバーシティ・シックスティーズ・リサーチ・グループの客員研究員でもある。イギリスや海外のラジオやテレビ番組に幅広く出演し、フェスティバルでのインタビューも行っている
ハンフリーズ,パトリック (ハンフリーズ,パトリック)   Humphries,Patrick
多くの著作を持つ伝記作家で、ボブ・ディランの伝記を2冊書いている。「メロディ・メイカー」、「タイムズ」(ロンドン)などで記事を書いている。またボブ・ディランなどのアルバムジャケットの解説文も幾度も寄稿している。過去20年にわたって、数多くのBBCのドキュメンタリー番組やラジオ番組に脚本を書いたり、出演したりしている
樋口 武志 (ヒグチ タケシ)  
1985年福岡生まれ
田元 明日菜 (タモト アスナ)  
1989年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業、同大学院文学研究科現代文芸論系修了。卒業後はフリーランスとして、英語講師、翻訳、ライター、編集、字幕制作業務などに携わる
川野 太郎 (カワノ タロウ)  
1990年熊本生まれ。訳書にスティーブン・P・キールナン『長い眠り』(西村書店)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)