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主権の二千年史

講談社選書メチエ 677

出版社名 講談社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-06-511845-0
4-06-511845-X
税込価格 1,705円
頁数・縦 215P 19cm

商品内容

要旨

民主主義は本当に有効な装置なのか?低下する投票率、頻発するデモ、そして増大する社会不安…今日の状況は、民主主義の限界と欠陥をはっきり告げている。では、その原因はどこにあるのか?本書は「主権」という概念をキーワードに権力と貨幣のメカニズムの変遷を壮大なスケールで描き出し、政治学者にも経済学者にもつかめなかった本質を抉り出す。第一級の社会学者が挑む前人未到の大胆な企て!

目次

プロローグ
第1章 近代民主主義とは?(機能分化した政治システム
人民主権・立憲主義・代表原理 ほか)
第2章 近代民主主義への道(供犠と権力―自己否定的な自己組織化様式
西欧中世における王権概念の変遷 ほか)
第3章 近代民主主義の成立と構造(近代の中の中世
絶対主義国家の過渡的性格 ほか)
第4章 近代民主主義の揺らぎ(戦後体制の崩壊
領域的限定からの乖離 ほか)
エピローグ 情報化時代の民主主義(民主主義をめぐる理論と実践
遠隔デモクラシー ほか)

おすすめコメント

なぜ民主主義は危機に陥ったのか?古代ギリシア以来の壮大な歴史をたどり、真の理解の下で重要な提言を行う画期的な試み。

著者紹介

正村 俊之 (マサムラ トシユキ)  
1953年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。大妻女子大学社会情報学部教授。東北大学名誉教授。専門は、社会学・コミュニケーション論・社会情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)