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20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る

出版社名 日経BP社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-8222-5571-8
4-8222-5571-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 202P 19cm

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要旨

99.7%の日本人が一度は飲んだことがある「国民飲料」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか? 正解はカルピス。「99.7%」というのは2007年のカルピス社による調査の結果である。1919年に誕生したカルピスは、約100年にわたり世代を超えて愛されてきたのだ。かつてのキャッチフレーズ「初恋の味」を知る人も多いだろう。ただし、そんなカルピスの産みの親の名を知る人は少ないのではないか。本書は、モンゴルの遊牧民が伝統的に食してきた滋養強壮に効果のある乳製品に着想を得てカルピスの商品化に成功した三島海雲(1878-1974)の評伝。著者自身も三島海雲の足跡を辿り、カルピスのルーツを探るモンゴルへの旅を決行するなど、数々の関係者への取材とともに、知られざる発明者・経営者の素顔とその熱い思いを明らかにしている。著者は1977年生まれのノンフィクションライター。『捕るか護るか? クジラの問題』(技術評論社)などの著書がある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2018年07月27日]

商品内容

要旨

お金の仕組みは、人が作った「ものがたり」。だから私たちにも変えられる!今、金融サービスの恩恵を受けていない世界約20億人を救うかもしれない「新しい仕組みの銀行」って何だ!?

目次

1章 新しいお金のものがたり―現代の経済構造に一石を投じる仕組みを作る(世界は「現実」と「ものがたり」でできている
「ものがたり」が変われば、人の行動はおのずと変わる ほか)
2章 見つけた光明―妖精が教えてくれた「もう一つのフィンテック」可能性(バイオ燃料の種類と歴史
パームからヤトロファへの転換 ほか)
3章 いつも舞台は未開の地―ゼロから事業を興し、広げる私のやり方(最初に選んだ営業の仕事で学んだ「人間関係」の大切さ
20代で5000万円の借金を背負い、必死に事業を回す ほか)
4章 行く先々に岩と穴―綺麗事では進まない、事業運営のリアル(日本の常識は通用しない。「大金盗難事件」の顛末
銀行を知らない人たちに銀行の意味を伝える難しさ ほか)
5章 挑戦の行く末―持続可能なコミュニティを日本と世界へ広めるために(モザンビークにおけるネクストステップ
インド、スリランカ…海外の他地域への展開も ほか)

おすすめコメント

なぜ、電気もまともに使えないアフリカの農村で電子マネーが普及したのか?ある日本人起業家の「世界をよくするゼロイチ奮闘記」!

著者紹介

合田 真 (ゴウダ マコト)  
日本植物燃料株式会社代表取締役社長。1975年長崎生まれ。京都大学法学部中退。2000年に日本植物燃料株式会社を設立。アジアを主なフィールドに、植物燃料を製造・販売する事業を展開する。その後アフリカのモザンビークに拠点を拡大し、2012年に現地法人ADMを設立。同国の無電化村で、地産地消型の再生可能エネルギーおよび食糧生産を支援するとともに、農村で使えるFinTechやAgriTech事業にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)