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ヨーロッパの内戦 炎と血の時代一九一四−一九四五年

出版社名 未來社
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-624-11207-3
4-624-11207-5
税込価格 3,850円
頁数・縦 337P 20cm

商品内容

要旨

現代ヨーロッパはこうして成立した―1914‐1945年という20世紀前半のヨーロッパの激動の30年間を、「ヨーロッパの内戦」という概念を媒介にして、イタリア系知識人である著者が思想的・歴史的に分析・考察したものが本書である。二つの世界戦争、スペイン内戦をはさんでアウシュヴィッツ、ヒロシマ・ナガサキの被爆まで、ナチズム、ファシズム、スターリニズム等をめぐる文字通り「炎と血」の時代。

目次

第1部 行為への移行(序曲
内戦の解剖学
市民にたいする戦争
敵を裁く)
第2部 戦争文化(勃発
暴力の想像空間
戦争批判
反ファシズムの二律背反)

著者紹介

トラヴェルソ,エンツォ (トラヴェルソ,エンツォ)   Traverso,Enzo
1957年、イタリアのガヴィに生まれ、ジェノヴァ大学で現代史を修める。1985‐89年、フランス政府給費留学生としてパリに滞在。パリの社会科学高等研究院で、ミシェル・レヴィ教授の指導の下に、社会主義とユダヤ人問題に関する論文で博士号を取得。ナンテール‐パリ第10大学の国際現代文献資料館研究員となり、サン・ドゥニ‐パリ第8大学や社会科学高等研究院で社会学を講ずる。ピカルディ・ジュール・ヴェルヌ大学教授を経て、現在コーネル大学教授。フランス語で著書、論文を発表し、各種の新聞・雑誌に寄稿している
宇京 頼三 (ウキョウ ライゾウ)  
1945年生まれ。三重大学名誉教授。フランス文学・独仏文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)