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遊廓に泊まる

とんぼの本

出版社名 新潮社
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-10-602284-5
4-10-602284-2
税込価格 2,750円
頁数・縦 125P 22cm

商品内容

要旨

昭和33年4月、売春防止法が施行され、日本地図から「遊廓」は消え、娼妓たちは去り、建物が残った。その後、あるものは元妓楼経営者の住処となり、あるものはアパートや店舗となった。60年を経た現在、建物の老朽化が進み、取り壊されたものも多いが、いまなお奇跡的にその姿を留めているのが「転業旅館」。現在全国にわずかに残る、現役で営業中の「泊まれる遊廓」を渾身取材。独特の廓建築を内観外観ともに隅々まで撮影。往時を知る人たちの証言も収載。これぞ日本最後の遊廓の姿を伝える貴重な記録である。

目次

新むつ旅館(青森県八戸市)
中村旅館(青森県黒石市)
高山旅館(青森県八戸市)
松山旅館(山形県酒田市)
錦旅館(秋田県由利本荘市)
金沢屋旅館(新潟県佐渡市)
旅館福田(新潟県新潟市)
陽月(石川県金沢市)
宿や平岩(京都市下京区)
多津美旅館(京都府八幡市)〔ほか〕

著者紹介

関根 虎洸 (セキネ ココウ)  
フリーカメラマン。1968年埼玉県生まれ。元プロボクサー。2014年、旧満州に残る遊廓跡を訪ねたことをきっかけに遊廓建築の撮影を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)