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〈焼跡〉の戦後空間論

出版社名 青弓社
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-7872-3439-1
4-7872-3439-0
税込価格 3,672円
頁数・縦 354P 20cm

商品内容

要旨

焼跡や闇市を表象する小説や映画、批評を検証することを通して、私たちがもつ戦後日本という歴史認識や国土イメージをあぶり出す。閉塞する「戦後日本」という枠組みから、「冷戦期日本」という歴史認識へのパラダイムシフトを提起する挑発的な試み。

目次

“焼跡”・“闇市”を問い直す
第1部 焼跡・闇市のイメージ編成(語られない焼跡―戦後日本映画批評と焼跡表象
過去が憑依する場―『二十年後の東京』と『野良犬』に見る戦災復興
闇市とレイシズム―闇市の構造と取り締まりにおける対象変遷
物語のなかの闇市)
第2部 戦後日本から冷戦期日本へ―国民的地景と異郷(田村泰次郎「肉体の門」論―「新生」の物語と残余としての身体
“焼跡”が闇市を周縁化する―石川淳「焼跡のイエス」論
「居たたまれなさ」を越えて―宮本百合子「播州平野」をめぐる「戦後」の陥穽
「異郷」の空間性―金達寿「八・一五以後」
「おかみさんたち」のたたかい―民族教育と濁酒)
“焼跡”の抱擁から離れて

著者紹介

逆井 聡人 (サカサイ アキト)  
1986年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。博士(学術)。現在、東京外国語大学世界言語社会教育センター特任講師。専攻は日本近現代文学、比較文学、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)