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波の上のキネマ

出版社名 集英社
出版年月 2018年8月
ISBNコード 978-4-08-775443-8
4-08-775443-X
税込価格 1,998円
頁数・縦 419P 20cm

商品内容

要旨

小さな映画館を創業した祖父は若い頃、脱出不可能と言われた“緑の牢獄”にいた。現代へと繋がる情熱と覚悟、驚きの運命…。歴史のうねりと個人の生が紡ぐ感動と興奮の長編小説。

おすすめコメント

尼崎の小さな映画館を父親から引き継いだ安室俊介は、不動産業者から、閉館と買収の話をたびたび持ちかけられていた。座席数100余りの小さな映画館は戦後間もない時期に祖父が始めたが、収益を上げることは年々難しくなっている。迷いつつも閉館するしかないと考えた俊介だったが、新聞記者からの取材には、まだ正式には決めていないと話した。だが新聞には「年内に閉館する見通し」との記事が出てしまう。記事の反響は大きく、マスコミからの取材が殺到したが、俊介はすべて断った。 そんなある日、創業者である祖父の名前を出した問い合わせが入る。電話の主は台湾に住む男で、彼の祖父が俊介の祖父と知り合いだったという。俊介は祖父の前半生を知らなかった。閉館にあたり映画館の歴史を調べようとしていた俊介は、男から驚くべき事実を告げられる。尼崎に生まれた祖父は若い頃、ある島で強制的に働かされていた。そして、祖父たちがいた場所は、当時、脱出不可能と言われ、密林の中に映画館があったというのだ。 なぜ祖父はその場所に行ったのか。どのようにそこから脱出し、なぜ映画館を始めたのか。 創業者である祖父の若かりし日々を追って、俊介はその場所に向かう。 歴史のうねりと個人の生が紡ぎだす、感動と興奮の長編小説。   【著者略歴】 増山 実(ますやま・みのる) 1958年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。2012年に「いつの日か来た道」で第19回松本清張賞最終候補となり、それを改題した『勇者たちへの伝言』で2013年にデビュー。同作は2016年に「第4回大阪ほんま本大賞」を受賞した。他の著書に『空の走者たち』(2014年)、『風よ僕らに海の歌を』(2017年)がある。

出版社・メーカーコメント

父から小さな映画館を継いだ俊介は、創業者の祖父の前半生を調べ始める。祖父は若い頃、脱出不可能と言われた場所で働き、その密林の中には映画館が…。驚きと感動の長編小説。

著者紹介

増山 実 (マスヤマ ミノル)  
1958年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。2012年に「いつの日か来た道」で第十九回松本清張賞最終候補となり、それを改題した『勇者たちへの伝言』で2013年にデビュー。同作は2016年に第四回大阪ほんま本大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)