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犯罪精神病

出版社名 平凡社
出版年月 2018年8月
ISBNコード 978-4-582-83524-3
4-582-83524-4
税込価格 3,960円
頁数・縦 337P 20cm

商品内容

目次

犯罪精神病
天才と狂気
幻影主義と人格の救出―ある世界観のスケッチ
キリストの精神病理学的解明
フッテンの精神による対話(抄)
壁の内側でも外側でも
パリからの手紙七月十四日
進歩的無政府主義狂

著者紹介

パニッツァ,オスカル (パニッツァ,オスカル)   Panizza,Oskar
1853年11月12日、ドイツ・南フランケンの温泉町バート・キッシンゲンにホテル経営者の三男として生まれる。1876年ミュンヘン大学医学部に進学し、博士号取得。オーバーバイエルン郡精神病院のベルンハルト・フォン・グッデン教授の助手になるが、突然、精神科医の道を諦め、文学に転向し、各地を転々としたのちミュンヘンに居を定め、革命家を自称するリベルタン・グループ「近代生活協会」の設立に関与。1891年、短篇小説『タヴィストック・スクェアの犯罪』で風俗壊乱罪の嫌疑を受けるが不起訴。五幕天国悲劇『性愛公会議』により実刑判決を受け、アムベルク監獄に収監。出所後、ミュンヘンを去り、チューリヒに移るが、「少女凌辱」の嫌疑でスイスから追放処分を受けてパリに亡命。追跡妄想や幻聴などの精神疾患の症状が出始め、1904年、下着一枚の姿で路上を徘徊しているところを警察に逮捕連行され、1921年9月28日に没するまで、バイロイト近郊のヘルツォークスヘーエ精神病院に終身収容された
種村 季弘 (タネムラ スエヒロ)  
1933年東京・池袋生まれ。ドイツ文学者・評論家
多賀 健太郎 (タガ ケンタロウ)  
1974年愛知県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)