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龍華記

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-04-107215-8
4-04-107215-8
税込価格 1,836円
頁数・縦 323P 20cm

商品内容

要旨

時は、平家が繁栄を極める平安末期。高貴な出自でありながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやって来るという国検非違使別当らに危惧をいだいていた。検非違使が来るということは、興福寺がある南都をも、平家が支配するという目論みだからだ。検非違使の南都入りを阻止するため、仲間の僧兵たちとともに、般若坂へ向かう範長。だが、検非違使らとの小競り合いが思わぬ乱戦となってしまった。激しい戦いの最中、検非違使別当を殺めた範長は、己の犯した罪の大きさをまだ知らなかった―平家が南都を火の海にし、復讐の連鎖を生もうとしていることを。

おすすめコメント

全てを失いしとき、人は何を望み、生きるのか。高貴な出自でありながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやってくるという国検非違使別当らに危惧をいたいていた。検非違使を阻止せんと、範長は般若坂に向かうが──。著者渾身の歴史長篇。

著者紹介

澤田 瞳子 (サワダ トウコ)  
1977年京都府生まれ。同志社大学文学部卒、同大学院博士前期課程修了。奈良時代仏教制度及び、正倉院文書の研究に関わったのち、2010年奈良後期を舞台とした長篇『孤鷹の天』でデビューし、翌年に第17回中山義秀文学賞を受賞。13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第32回新田次郎文学賞を受賞。16年『若冲』で第9回親鸞賞を受賞(同作は第153回直木賞の候補作にもなった)。他の著書に『火定』(第158回直木賞候補作)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)