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青線 売春の記憶を刻む旅

集英社文庫 や56−1

出版社名 集英社
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-08-745800-8
4-08-745800-8
税込価格 924円
頁数・縦 365P 16cm

商品内容

要旨

かつて存在した非合法売春地帯「青線」。多くは江戸や明治時代の遊郭から派生したもので、お上の目を欺くため料理屋やバーを装っていた。故に場所も数もはっきりとしていない。色街は人間の欲望だけでなく、政治・経済と密接に結びつき、間違いなく日本の歴史の一部だ。その残り香を求め、10年以上かけて取材した著者が、日本の裏面史を炙り出す―。これぞJAPANアンダーグラウンドの全貌!

目次

大都会の日陰 谷底から見える東京の歩み―東京
パンパンの街へと変貌した農村地帯―山形県神町
女は罪と業を背負い十五年の逃亡を続けた―福田和子と今治
水運と売春 さびれた生業と島の過去―渡鹿野島・京都
日本文化の根っこにある被差別と売春―大阪
江戸から明治へ 消えゆく娼窟文化と生きた女―阿部定と江戸〜東京
タイスナックと飯盛女―佐久・木崎・新潟
時代に溶けゆく北の性産業―札幌・函館
青線の忘れ形見を老婆に見た―北九州
戦後の原風景を感じる南国の色街―沖縄
売春シルクロードが伝える産業と女の近代史―埼玉・群馬・横浜

出版社・メーカーコメント

札幌吉原横浜渡鹿野島京都五条飛田新地沖縄ほかJAPANアンダーグラウンド!!大幅加筆かつて存在した非合法売春地帯「青線」。多くは江戸や明治時代の遊郭から派生したもので、お上の目を欺くため料理屋やバーを装っていた。故に場所も数もはっきりとしていない。色街は人間の欲望だけでなく、政治・経済と密接に結びつき、間違いなく日本の歴史の一部だ。その残り香を求め、10年以上かけて取材した著者が、日本の裏面史を炙り出す──。これぞJAPANアンダーグラウンドの全貌!

著者紹介

八木澤 高明 (ヤギサワ タカアキ)  
1972年神奈川県生まれ。ノンフィクション作家。写真週刊誌カメラマンを経てフリーランス。2012年『マオキッズ毛沢東のこどもたちを巡る』で第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)