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「リンゴの唄」の真実 戦後初めての流行歌を追う

出版社名 青弓社
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-7872-2079-0
4-7872-2079-9
税込価格 2,200円
頁数・縦 194P 19cm

商品内容

要旨

並木路子が歌う「リンゴの唄」は、敗戦の年に映画やラジオ、レコードを通じて爆発的に流行した。「敗戦後の人々を勇気づけた」とされるこの曲がどのようにして誕生し、人々はどこで聴き、日記にどう書き、引き揚げ船ではどうやって歌ったのか―NHKの番組履歴も詳細に検証して、「歌と時代」を描き出す。

目次

第1章 戦後初の音楽映画『そよかぜ』と並木路子(八月十五日と文化的真空状態
「戦争の歌」の呪縛 ほか)
第2章 「リンゴの唄」の誕生と反響(「リンゴの唄」の曲は汽車のなかで書かれた
歌詞を書いたのは戦時中? ほか)
第3章 「リンゴの唄」、ラジオで人気沸騰する(新聞のラジオ欄と並木路子
並木路子のラジオ出演履歴 ほか)
第4章 レコードによる流行の本格化(終戦後のレコード界の苦境
「リンゴの唄」はB面? ほか)
第5章 「リンゴの唄」を歌う国民(駅や学校で歌う
終戦後のラジオの新番組 ほか)
付録

著者紹介

永嶺 重敏 (ナガミネ シゲトシ)  
1955年、鹿児島県生まれ。九州大学文学部卒業、出版文化・大衆文化研究者。日本出版学会、日本マス・コミュニケーション学会、メディア史研究会、日本ポピュラー音楽学会会員。著書に『怪盗ジゴマと活動写真の時代』(新潮社、内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)