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ぼくは風船爆弾

潮ジュニア文庫 001

出版社名 潮出版社
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-267-02158-9
4-267-02158-9
税込価格 1,019円
頁数・縦 207P 18cm

商品内容

要旨

第二次世界大戦末期、日本では女学生たちを動員し、ある兵器の製造が秘密裏に進められていました。それは大きな気球に爆弾を吊るし、日本の上空を吹いている偏西風に乗せ、米国本土を直接攻撃しようという「風船爆弾」と呼ばれるもので、およそ一万個の爆弾が製造されたといわれています。本書では「ほくと君」と名づけられた風船爆弾の目を通して、彼らがどのようにして生み出され、兵器として旅立っていったのか克明に描かれています。と同時に、戦争の本当の恐ろしさ、平和の大切さ、夢や希望を持って生きることの尊さを、私たちに考えさせてくれる一書です。小学校高学年から。

著者紹介

高橋 光子 (タカハシ ミツコ)  
1928年愛媛県生まれ。愛媛県立川之江高等女学校卒。テレビ、ラジオの脚本の仕事を経て65年「蝶の季節」で文学界新人賞受賞、同作で芥川賞候補。72年「遺る罪は在らじと」で再び同賞候補に。その後、上条由紀のペンネームでジュニア小説も執筆。93年『高畠華宵とその兄』で潮賞ノンフィクション部門優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)