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東京裁判「神話」の解体 パル、レーリンク、ウェブ三判事の相克

ちくま新書 1365

出版社名 筑摩書房
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-480-07190-3
4-480-07190-3
税込価格 968円
頁数・縦 286P 18cm

商品内容

要旨

東京裁判は「勝者の裁き」であり、インド代表パル判事とオランダ代表レーリンク判事の反対意見は、その欺瞞を暴き出すものだとの論が日本の国内論議で長くみられた。だが、パルやレーリンク意見には重大な誤謬と恣意性があり、東京裁判の功績と問題点の歴史的・法理学的理解を大きく歪めている。東京裁判研究者の戸谷と国際法の大家コーエンが、従来見過ごされてきたウェブ裁判長による判決書草稿を読み解き、東京裁判の過程を再検証する。判決から七〇周年を迎えた今、知られざる真相を解明する。

目次

序章 東京裁判「神話」とは何か
第1章 東京法廷における責任論―起訴状から多数意見まで
第2章 パル意見は「判決」か「反対意見」か?
第3章 レーリンク判事―極東国際軍事裁判のもうひとりの英雄か?
第4章 ウェブが著した権威ある「東京判決」
終章 「裁判長による個別意見」の遺産

著者紹介

コーエン,デイヴィッド (コーエン,デイヴィッド)   Cohen,David
1979‐2012年、カリフォルニア大学バークレー校教授。2000年よりバークレー戦争犯罪研究センター所長。現在、スタンフォード大学の人権と国際正義のためのWSD半田センター所長および教授、スタンフォード大学古典学教授、カリフォルニア大学バークレー校大学院教授。人権、国際法、移行期の正義の分野における国際的権威。ニュルンベルク、東京裁判から今日の国際刑事裁判まで幅広く研究を手がける
戸谷 由麻 (トタニ ユマ)  
2008年より現在までハワイ大学歴史学部教授、2016年よりスタンフォード大学フーバー研究所フェロー。アジア太平洋地域における戦犯裁判研究を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)