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バイオビルダー 合成生物学をはじめよう

Make:PROJECTS

出版社名 オライリー・ジャパン
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-87311-833-8
4-87311-833-6
税込価格 2,640円
頁数・縦 243P 21cm

商品内容

要旨

合成生物学とは、「つくる」ことを通じて生物システムを理解するための生物学です。分子生物学、遺伝子工学などの知見に工学(エンジニアリング)の考え方を加え、新しい生物システムを作り出すことを目標としています。本書は、学生や市民科学者を対象に、合成生物学の基礎と実際の実験を解説する書籍です。バイオデザイン、DNA工学の基礎の解説にはじまり、「バナナの匂いのする大腸菌」や「細菌写真システム」を作るなどの実験を実際に行います。重要な生命倫理に関しても1つの章を設け、これまでの議論や今後の課題について紹介しています。

目次

1章 合成生物学の基礎
2章 バイオデザインの基礎
3章 DNA工学の基礎
4章 生命倫理の基礎
5章 BioBuilder実験演習入門
6章 Eau That Smell実験演習
7章 iTune Device実験演習
8章 Picture This実験演習
9章 What a Colorful World実験演習
10章 Golden Bread実験演習

著者紹介

津田 和俊 (ツダ カズトシ)  
山口情報芸術センター(YCAM)研究員。千葉大学大学院自然科学研究科多様性科学専攻博士後期課程修了、工学博士。2008年から大阪大学大学院工学研究科特任研究員、2011年から大阪大学創造工学センター助教として、工学設計や適正技術の教育プログラムの実施や、資源循環やサステイナビリティに関する研究に取り組んできた。2010年からファブラボのネットワークに参加、2013年にはその拠点のひとつとしてファブラボ北加賀屋(大阪市)を共同設立。現在、「Fab Academy」、「Bio Academy」の日本インストラクターを務めている。2014年からYCAMのコラボレーターとなり、2016年から研究員としてYCAMバイオ・リサーチを主に担当
片野 晃輔 (カタノ コウスケ)  
現在、フリーランスの研究者として活動しており、MITメディアラボの「Synthetic Neurobiology」グループでも研究を行っている
西原 由実 (ニシハラ ユミ)  
ERATO川原万有情報網プロジェクト「インタラクティブマター&ファブリケーション」グループ特任研究員。慶應義塾大学環境情報学部卒業。「Bio Academy」の日本インストラクター
濱田 格雄 (ハマダ ノリオ)  
大阪大学共創機構産学共創本部特任講師。大阪大学大学院理学研究科宇宙・地球科学専攻博士課程修了。理学博士。大阪大学ベンチャービジネスラボラトリ博士研究員、CREST博士研究員、アントレプレナーシップ教育を志向した大阪大学e‐squareの特任講師などを経て現職。専門は生物物理。「オプトジェネティクス(光遺伝学)」と呼ばれる技術分野で、視物質をスイッチングデバイスに見立ててバイオデバイスの開発ができないかの研究に取り組んでいる。また現在、大阪大学でアントレプレナーシップ教育ならびに研究者の研究成果の社会実装に向けた取り組みのサポートを行い、2014年からはiGEM大阪大学チームの活動拠点として大阪大学バイオラボを提供、一緒に研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)