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怪異を読む・書く

出版社名 国書刊行会
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-336-06320-5
4-336-06320-6
税込価格 6,380円
頁数・縦 488P 22cm

商品内容

要旨

画奇的な切り口による“怪異”の表現学!秋成や庭鐘、西鶴、綾足をはじめとして、漱石、鏡花、秋聲、そしてポオやボルヘス、ラヴクラフトなどを題材に、気鋭の近世・近代文学研究者たちが、“怪異”がいかに読まれ書かれてきたかを、これまでにない視点から解き明かす!

目次

怪異を読む(“鉄輪”の女と鬼の間―現報に働く神慮をめぐる一考察
怪異の対談
幽霊は実在するか表象か―「代筆は浮世の闇」試論
「白蛇伝」変奏―断罪と救済のあいだ
怪異と文学―ラヴクラフト、ポオそして蕪村、秋成 ほか)
怪異を書く(『三井寺物語』「八月十五夜に狂女わが子に尋逢し事」考―謡曲「三井寺」との比較を通して
医学と怪談―医学的言説に基づく怪異の源泉と奇疾の診断
都市文化としての写本怪談
都賀庭鐘が『通俗医王耆婆伝』に込めたもの
怪談が語られる「場」―『雉鼎会談』を素材として ほか)