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記憶術全史 ムネモシュネの饗宴

講談社選書メチエ 689

出版社名 講談社
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-06-514026-0
4-06-514026-9
税込価格 2,160円
頁数・縦 348P 19cm

商品内容

要旨

通勤や通学の途中で通っていた場所に新しいビルが建つ。しばらくすると、前に何があったか思い出せなくなってしまう。誰もがそんな経験をしたことがあるように、「記憶」は「場所」と深く結びついている。この特性を使って膨大な記憶を整理・利用できるようにする技法がかつてヨーロッパに存在した。文学、哲学、史学、美術史、建築史、音楽学、科学史、思想史など多彩な領域に及ぶこの秘技の誕生から黄昏までを一望する。世界の最先端で活躍する気鋭の著者による決定版!

目次

プロローグ ムネモシュネの饗宴―開宴の辞
第1章 記憶術の誕生
第2章 ルネサンスの記憶術
第3章 忘却術とイメージの力
第4章 天国と地獄の記憶―ロッセッリ『人工記憶の宝庫』
第5章 饒舌なる記憶―デル・リッチョ『記憶術』の世界
第6章 テクストの中の宇宙―チトリーニ『ティポコスミア』が描き出す建築的情報フレーム
第7章 混沌の森から叡智の苑へ―デル・リッチョの記憶術的理想庭園
第8章 記憶術の黄昏―シェンケルの「方法的」記憶
エピローグ 終わらない宴

おすすめコメント

古代ローマで生まれ、中世を経て、ルネサンスで隆盛を極めた「記憶術」。この技法がたどった歴史を描く、気鋭の著者による決定版。

著者紹介

桑木野 幸司 (クワキノ コウジ)  
1975年、静岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程単位修得退学。博士(文学)(ピサ大学)。第八回(平成23年度)日本学術振興会賞受賞。現在、大阪大学大学院文学研究科准教授。専門は、西洋美術・建築・都市史・ルネサンス思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)