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花田達朗ジャーナリズムコレクション 第1巻

ジャーナリズムの実践 主体・活動と倫理・教育 1 〈1994〜2010年〉

出版社名 彩流社
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-7791-2529-4
4-7791-2529-4
税込価格 5,500円
頁数・縦 438P 21cm
シリーズ名 花田達朗ジャーナリズムコレクション

商品内容

要旨

なぜ日本には制度化されたジャーナリスト教育はないのだろうか。なぜ日本にはそれがなくて済んだのだろうか。それがなくても済んだ条件とは何だったのか。それがなかったことによってどのような代償が発生しただろうか。西独ジャーナリストたちの闘いを記録した記念碑的論文も収録。

目次

第1部 緩行(「新聞の公共性」の運命―マスメディア、ジャーナリズム、公共圏の相互関連において(1994)
ドイツにおけるメディア産業労働組合の結成とその背景―対抗公共圏構築の試み(1994)
ジャーナリスト養成とジャーナリズム学―学問と結合したジャーナリスト養成の根拠と基礎(ゲルト・コッパー教授講演翻訳)(1994) ほか)
第2部 敢行(学としてのジャーナリスト教育―欧米ジャーナリスト・スクール教授陣の訪問を受けて(1998)
『カルチュラル・スタディーズとの対話』―あとがき(1999)
諸外国におけるジャーナリスト教育の経験と日本の課題(1999) ほか)
第3部 徐行(ジャーナリズムの新しい環境の始まりと「マスコミ」時代の終わり―ジャーナリスト養成教育への状況認識(2008)
「個」としてのジャーナリスト―はしがき(2008)
「可視化」のジャーナリスト―はしがき、あとがき(2009) ほか)

著者紹介

花田 達朗 (ハナダ タツロウ)  
フリーランス社会科学者。早稲田大学名誉教授。東京大学名誉教授。専門は社会学、メディア研究、ジャーナリズム研究。1947年長崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、ミュンヘン大学哲学部コミュニケーション学(新聞学)修士課程修了、ミュンヘン大学大学院博士課程満期退学。東京大学大学院情報学環教授、学環長を経て、2006年より早稲田大学教育・総合科学学術院教授を務め、2018年3月末に定年退職。その間、2007年より早稲田大学ジャーナリズム教育研究所所長、2015年より早稲田大学ジャーナリズム研究所所長を務めた。公共圏論や空間論、制度論などの研究のほか、ジャーナリスト養成教育も行った。2006年から2013年まで石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の選考委員。ジャーナリズム関係の海外の有力学術誌の編集委員を長年にわたって務めている。2017年9月11日に、FCCJ Freedom of Press Award,Supporter of the Free Press(日本外国特派員協会「FCCJ報道の自由推進賞」)を受賞。海外ジャーナル編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)