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ベルクソン『物質と記憶』を再起動する 拡張ベルクソン主義の諸展望

出版社名 書肆心水
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-906917-86-0
4-906917-86-0
税込価格 3,960円
頁数・縦 415P 21cm

商品内容

要旨

時代にあまりに先駆けて世に出たがゆえに難解書とされてきた『物質と記憶』を現代諸科学の知見を通して新たに読解する。

目次

序論
第1部 持続と生(『物質と記憶』における生
ベルクソンの実証的形而上学をめぐって
ベルクソンにおける現働的なものと潜在的なもの
現象をベルクソン化する)
第2部 意識と過去(脳型ロボット研究に基づく意識及び自由意志の統合的な理解
ベルクソン・モデルの人工知能への取り込み
鼎談 ベルクソンと人工知能の未来
無時間的汎心論
時間は何を保存するか―ベルクソンにおける出来事固体の数的同一性の創設とイメージの問題)
第3部 緊張と拡張(溺死する心―心理学にとってのベルクソンの継続的な妥当性について
純粋記憶の「自覚」―西田幾多郎の絶対無の哲学からの(過剰)解釈
『物質と記憶』から『想像と発明』へ―ジルベール・シモンドンとイマージュのもう一つの理論
extensionと縮約―『物質と記憶』第四章におけるベルクソンの直観を再考する
関係と偶然―『物質と記憶』をめぐる「持続」解釈の試み)

著者紹介

平井 靖史 (ヒライ ヤスシ)  
福岡大学人文学部・教授。国際ベルクソン協会(Soci´et´e des amis de Bergson)理事。ベルクソンおよびライプニッツを中心とする近現代フランス哲学。1971年生
藤田 尚志 (フジタ ヒサシ)  
九州産業大学国際文化学部・准教授、Ph.D.(哲学)。哲学・倫理学、フランス近現代思想。1973年生
安孫子 信 (アビコ シン)  
法政大学文学部・教授。哲学・フランス思想史。1951年生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)