• 本

ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-7816-1741-1
4-7816-1741-7
税込価格 2,035円
頁数・縦 270P 19cm

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要旨

インターネット上にあるが通常の方法ではアクセスできず、匿名によるドラッグ売買や殺人依頼などの違法行為が横行するとされる「ダークウェブ」。その性質ゆえに実態が公になることは少ないが、そこには、過激ではあるものの、本来のインターネットの理想にも通じる「思想」があるようだ。本書は、知られざる「ダークウェブ」の実態とその根底にある理念を克明に描いたノンフィクション。最新の暗号技術で守られたネット上のアンダーグラウンドで、どんな人がいかなる考えをもって何をしているのか、その成り立ちと展望、豊富な事例とともに論じている。それにより、インターネットの本質と未来像、さらには社会の成り立ちの変化などの興味深い要素があぶり出される。著者は、1988年生まれのブロガー、文筆家。インターネット文化・思想など複数の領域にまたがった執筆活動を行っている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年3月8日]

商品内容

要旨

「ネットの向こう側」に広がるアンモラルな領域を克明に描き出した新時代のノンフィクション!!

目次

第1章 暗号通信というコンセプト
第2章 ブラックマーケットの光と闇
第3章 回遊する都市伝説
第4章 ベドファイルたちのコミュニティ
補論1 思想をもたない日本のインターネット
第5章 新反動主義の台頭
第6章 近代国家を超越する
補論2 現実を侵食するフィクション

おすすめコメント

政府の監視も、グーグルのアルゴリズムも、企業によるターゲティングも、さらには法律の手すらも及ばないインターネットの暗部――ダークウェブ。その領域では「自由の追及」が至上とされ、住人たちはアンモラルな文化を謳歌しながら「もうひとつの別の世界」を夢想する。シリコンバレーから生まれた思想がオルタナ右翼を筆頭とする新反動主義と結びつき、やがて「近代」という枠組みを超越するまでを描き出した、新時代のノンフィクション。

著者紹介

木澤 佐登志 (キザワ サトシ)  
1988年生まれ。中央大学経済学部国際経済学科卒。ブロガー、文筆家。インターネット文化、思想など複数の領域に跨った執筆活動を行う。kzwmn名義で『シックスサマナ』にて「ダークウェブの歩き方」を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)