• 本

ミステリーで読む戦後史

平凡社新書 901

出版社名 平凡社
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-582-85901-0
4-582-85901-1
税込価格 1,015円
頁数・縦 287P 18cm

商品内容

要旨

敗戦後の復興の光と影のなかで、『点と線』『ゼロの焦点』が書かれ、爆発的な人気を博し、推理小説に社会派という新たな流れをつくり出す。さらに、高度成長期へと続く時代のなかで、『海の牙』や『人喰い』、騒音公害を告発する『動脈列島』などの作品が生み出されていく―。ミステリーは謎解きが終われば、それで一応の役目は終わりとなるが、歴史のなかに位置づけることで、時代が抱える問題が鮮明に浮かび上がる。はたして、ミステリーは戦後社会をどう捉えてきたか。まったく新しい読み方で、一〇年ごとに時代を振り返る。

目次

序章 ミステリーとは何か
第1章 戦後の社会を書く―一九五〇年代まで
第2章 戦後社会が個人に強いたもの―一九六〇年代
第3章 高度成長した社会の矛盾―一九七〇年代
第4章 新たな世代の価値観と家族の再生―一九八〇年代
第5章 時代に取り残された個人―一九九〇年代
第6章 グローバルな社会、そして問われる歴史―二〇〇〇年代
第7章 世界はどこへ向かうのか―二〇一〇年代
終章 ミステリーが語る戦後社会

著者紹介

古橋 信孝 (フルハシ ノブヨシ)  
1943年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業、同大学大学院博士課程修了。武蔵大学名誉教授。84年「古代のうたの表現の論理」で第1回上代文学会賞を受賞。99年「和文学の成立」で文学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)