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東京パパ友ラブストーリー

出版社名 講談社
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-06-513660-7
4-06-513660-1
税込価格 1,540円
頁数・縦 214P 19cm

商品内容

要旨

有馬豪は、30歳という若さながら、渋谷にあるファンドマネージメント会社のCEO。5歳になる娘の亜梨が通う保育園で、鐘山明人というおっさん建築家と出会い、LINEで飲みに誘われた。「お互いイクメンとして妻の悪口を言い合おうよ」と。楽しく過ごした豪だったが、その晩、明人に唇を奪われてしまう。怒りながらも急速に明人に傾いていく豪。これは天国への入口か、地獄への扉か?

おすすめコメント

パパ友どうしの恋。ゴーギャンにはなれない、おまえも、俺も。一度きりの人生を、後悔して生きていく。後悔したことさえ忘れて。 有田豪儀と鐘山明人は、同じ保育員に子どもを預けている。とはいえ、豪儀はファンドマネージメントのCEOで多忙を極めているため、朝、娘の亜梨を保育園に送っていくだけ。対して明人は、妻が美砂がタレント議員でこれまた多忙のため、ワンオペ、育児かつ家事全般を請け負っている。互いに顔見知り程度だったが、ある日、明人はLINEで豪儀を飲みに誘う。「お互いイクメンとして妻の悪口を言い合おうよと」。その晩、ゲイ不倫という地獄の釜の蓋が開いたのだったーー。これは復讐なのか? 完璧な妻に対して、自分より稼ぐ妻に対しての。 ミソジニー、嫉妬、仕事ができない焦り、不公平感……ゴーギャンになりきれなかった男たちの思いが炸裂し、疾走する!

著者紹介

樋口 毅宏 (ヒグチ タケヒロ)  
1971年東京都豊島区雑司が谷生まれ。出版社勤務ののち、2009年『さらば雑司ヶ谷』で作家デビュー。2011年『民宿雪国』で第24回山本周五郎賞候補および第2回山田風太郎賞候補、2012年『テロルのすべて』で第14回大藪春彦賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)