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繋がりの詩学 近代アメリカの知的独立と〈知のコミュニティ〉の形成

出版社名 彩流社
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-7791-2557-7
4-7791-2557-X
税込価格 4,620円
頁数・縦 349,11P 22cm

商品内容

要旨

18世紀〜19世紀末のアメリカで“知的コミュニティ”がどのように立ち上がり、「国家形成」に影響を与えたのか。「共和国」「超絶主義とニューイングランド」「女性」「メルヴィル」「南北戦争以降」というテーマから、アメリカのアイデンティティ確立に貢献した人々の“知のネットワーク”を浮き彫りにする。

目次

第1部 共和国と知のコミュニティ(マンハッタンの「魔女狩り」―ニューヨーク奴隷叛乱陰謀事件における情報解釈共同体的誤謬
アメリカ哲学協会とアメリカン・アイデンティティの誕生―金星とマンモスを追いかけて ほか)
第2部 ニューイングランド的コミュニテイ(エマソンの「透明な」自然と環大西洋思想の環流
『マサチューセッツの報告書』とソローの「マサチューセッツの博物誌」 ほか)
第3部 女性と知のコミュニティ(想像の世界文学共同体―マーガレット・フラーの『ゲーテとの対話』翻訳
会話というコミュニティ―“愛”の実現の場としてのマーガレット・フラーの“会話” ほか)
第4部 メルヴィル的コミュニティ(メルヴィルとシェイクスピア、あるいは幻の文学共同体―「ホーソーンと彼の苔」のころ
メルヴィルと「ヤング・アメリカ」 ほか)
第5部 拡がりゆくコミュニティ(重なる断片、生まれるコミュニティ―ルイーザ・メイ・オルコットの模倣とその作品の行方
ローウェル、フィールズ、ハウエルズの編集方針―『アトランティック・マンスリー』誌に見る知的コミュニティの形成 ほか)