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「承認欲求」の呪縛

新潮新書 800

出版社名 新潮社
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-10-610800-6
4-10-610800-3
税込価格 858円
頁数・縦 236P 18cm

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要旨

SNSなどで飛び交う、いわゆる「ネット言論」において「承認欲求」という言葉をしばしば見かけるようになった。他者から認められたい、評価されたい欲求のことだが、過度に「いいね!」を欲したり、ウケ狙いでバイト先での奇行を動画にして投稿したりする行為を責めるのに使われるケースが多い。本書は、ネット上だけでなく、リアルな生活や職場での人間関係にも広がる、「承認欲求」にまつわる深刻な問題をテーマとしている。「承認欲求の呪縛」と著者が呼ぶその問題は、上司や周囲からの期待を過剰に受け止め、自らの「承認欲求」を満たそうと努力するあまり、プレッシャーに押しつぶされたり問題行動に走ったりすることなどを指す。行き過ぎると過労死や過労自殺、企業における不祥事の隠蔽やごまかし、学校でのイジメや不登校など、重大な社会問題や事件の原因にもなりうる。本書では、そんな「承認欲求の呪縛」の発生メカニズムや「解き方」、日本社会の特質との関係などを、多くの事例を挙げながら詳細に分析している。著者は同志社大学政策学部教授で、個人を尊重する組織の研究を専門としている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年04月22日]

商品内容

要旨

SNSで「いいね!」をもらうことに全身全霊を傾けてしまう人がいる。職場で表彰されたために「もっとがんばらねば」と力んでしまい、心身を蝕む人がいる。エリートであるがゆえにプレッシャーを感じて、身を滅ぼした人もいる…すべての原因は「承認欲求」の呪縛だった。誰しもがもつ欲求の本質を深く探り、上手にコントロールする画期的な方法を示す。人間関係の向上や組織での成果アップに変換するヒントが詰まった一冊。

目次

第1章 「承認欲求」最強説(人は認められると、これだけ変わる
承認欲求が最強の理由 ほか)
第2章 認められたら危ない(「認められたい」が「認められねば」に変わるとき
認められた人の不幸 ほか)
第3章 パワハラ、隠蔽、過労死…「呪縛」の不幸な結末(ブラックバイト、過労死…認められたゆえの悲劇
エリートを苦しめる三つの不幸 ほか)
第4章 「承認欲求の呪縛」を解くカギは(「期待」に潰されやすい日本人
期待の重荷を下ろすには ほか)

著者紹介

太田 肇 (オオタ ハジメ)  
1954(昭和29)年兵庫県生まれ。同志社大学政策学部教授。神戸大学大学院経営学研究科修了。経済学博士。専門は個人を尊重する組織の研究。著作多数。講演やメディアでの登場も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)